自治医科大学医学部医学科
自治医科大学医学部医学科は、へき地や離島等の地域医療に従事する医師を養成すべく1972年に全国の都道府県が共同で設立した大学です。
自治医科大学では、医療人としての倫理観を学ばせるために全寮制となっています。約6畳ほどの部屋の中には、バストイレ、ミニキッチン、BS放送も完備されているので快適に生活できます。
特徴としては、授業料は入学時に全学貸与とし、卒業後指定された医療機関および僻地・離島勤務を9年間従事した場合は返済免除とされます。
したがって、授業料の負担が軽く人気のある大学で競争率は20倍を超える医学部の中でも難易度の高い大学となります。
医学部医学科の受験対策
平成26年の一般入試概要
試験実施日 | 【第1次試験】 平成26年1月27日・28日 【第2次試験】2月6日 |
---|---|
募集人員 | 123名 (栃木県地域枠3名を含む) |
出願期間 | 平成26年1月6日~ 平成26年1月22日 ※1月21日(火)消印有効 |
試験会場 | 【第1次試験】 都道府県の指定場所 【第2次試験】自治医科大学 |
合格者 発表日 |
【第1次】平成26年1月31日 【第2次】2月14日 |
各教科の試験概要(平成25年度)
第1次試験 (配点は100点満点) |
|
---|---|
数学 (25点) |
「数Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・C」 ※数Bは「数列」「ベクトル」、数Cは「行列とその応用」 「式と曲線」 |
理科 (50点) |
物理Ⅰ・物理Ⅱ(力と運動) (電気と磁気) (原子・分子の運動) 化学Ⅰ・化学Ⅱ (物質の構造と化学平衡) (生活と物質) (生命と物質) 生物Ⅰ・生物Ⅱ (生物現象と物質) (生物の分類と進化) (生物の集団) |
英語 (25点) |
英語Ⅱ・リーディング・ ライティング |
第2次試験 | |
---|---|
小論文 | 課題文に対する設問に 答える形式 |
面接 | 都道府県単位で集団面接と 個人面接を実施 |
目標偏差値 | |
---|---|
代ゼミ | 67 |
河合 | 67.5 |
駿台 | 66 |
H25年度実施データ | |
---|---|
最高 | 非公表 |
最低 | 非公表 |
平均 | 非公表 |
総評(入試難易度)
自治医科大学医学部医学科は全科目とも25問の出題形式で全て択一式の問題となっています。全科目に共通して言えることは問題量が多く時間内に完答することが非常に困難なことです。
各教科とも素早く正確に問題を解けるよう日頃から訓練しておく必要があります。学費が総額免除となるため競争率が高く難易度は高い学です。
英語は語彙や文法・語法、長文、和文英訳などが出題されます。語彙や文法は細かい知識が要求されるので単語集は1冊完璧に暗記し、語法の確認も覚えた単語は辞書等で確認しておくようにましょう。
数学は基礎的な問題が多く出題されているので教科書レベルの問題集を素早くかつ正確に解けるようトレーニングしておいてください。数学はミスをしないことと時間配分が非常に重要になってきます。
どの分野も穴が無いように対策を行う必要がありますが、感覚関数、図形と方程式、微分積分、場合と確率、指数対数はよく出題されています。
物理は物理Ⅰを中心に力学、波動、電磁気、熱力学が出題されています。基本問題がばかりですが、40分で25問解く必要があるので時間配分とケアレスミスには注意してください。
化学は化学Ⅰをメインに基本的な問題が出題されています。ただし、平衝、高分子など化学Ⅱ分野からも出題されるので対策は必要です。正誤問題などあやふやな知識では対応できないので、教科書レベルはマスターしておきましょう。
生物は生態系・進化を除く全ての範囲から出題されています。正誤問題が多いので過去問などで形式に慣れておくことが重要です。
教科書に載っている実験は手順や目的を含めて完璧に理解しておいてください。こちらも40分しかないので素早くミスなく解答できるよう繰り返し練習が必要です。
自治医科大学医学部医学科の基本情報
キャンパス | 医学部キャンパス |
---|---|
住所 | 〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1 |
医学科 公式HP |
http://www.jichi.ac.jp/medicine/index.html |