日本で5番目に人口の多い札幌市は、北海道の政治・経済・文化の中心地。
大学や短大、有名進学校が多い文教地区でもあり、予備校も全国展開の大手から地元密着型の小規模クラスまで数多く開設されています。
ここでは、札幌で医学部進学を目指す人のために、医学部予備校に関する最新情報をお届けします。
札幌の医学部予備校事情
北海道には医学部を置く大学が北海道大学(国立)、旭川医科大学(国立)、札幌医科大学(公立)の3校あります。
北海道大学での合格者数高校ランキングを見てみると1位は札幌北高校、2位は札幌南高校、3位は札幌西高校、4位は札幌東校で、進学校として有名な札幌市立4校が上位を占めています(2021年度)。
合格者数は現役生と浪人生を含めての人数で、3浪生、4浪生も少なくありません。
そうした浪人生を受け入れ、寄り添いながら合格へと導いてくれるのが医学部予備校です。
浪人生に限らず進学校の現役生もほとんどが医学部予備校や塾に通っています。
では、札幌の医学部予備校はどこでも同じかというとそうではありません。
難関の医学部受験を突破するには知識だけでなく、得点するための技術も必要です。
そうしたことを正しく指導してくれる医学部予備校でなければ高い学費を払って通う意味がありません。
札幌エリアは予備校が多く、中には講師がアルバイト学生だったり掛け持ち講師だったりするところもあり得るのでよく選ぶようにしましょう。
次項から、激戦区と言われる札幌の医学部予備校の中から特におすすめの医学部予備校を紹介していきます。
【厳選】札幌の人気医学部予備校トップ3を紹介
1位 大学受験予備校四谷学院 札幌校
「ダブル教育」で偏差値低めでも国公立大医学部に逆転合格!
四谷学院の象徴的な学習システムが「ダブル教育」で、その1つは「科目別能力別授業」。
科目ごとに自分の学力に合った授業を受けることができるため、各教科の本質を理解する力が養われます。
もう1つは「55段階個別指導」。
これは受験に必要な知識とテクニックを網羅したもので、中一レベルからステップアップしていき東大レベルまで到達するプログラム。
1~5段階ごとにテストがあり、そのつどプロ講師のマンツーマン指導を受けながら合格点を取れるだけの解答力を身につけていきます。
このダブル教育によって偏差値が40台だった生徒が70以上にアップし、国公立大学医学部に逆転合格を果たしています。
2位 医学部専門予備校メディカルフォレスト 札幌校
オリジナルカリキュラムで医学部1年合格を実現
メディカルフォレストは、池袋校、札幌校、自由が丘校(女性限定)、麹町校(通信制)を展開する医学部予備校です。
講師陣は、大手予備校や医学部予備校で数多くの合格実績を上げてきたプロ集団。
講師が進路アドバイザーと連携して、生徒一人ひとりの志望校や現在の学力に合わせた「個別学習管理プログラム」を作成し、授業だけでなく自習も徹底管理します。
夏季と冬季直前期は東京で合同合宿を行い、札幌校以外のフォレスト生とも競い合うことで本番力を鍛えます。
こうした独自の学習メソッドによって医学部1年合格を可能にしています。
3位 医系専門予備校メディカルラボ 札幌校
個室ブースでの個人指導と150分授業で確実に力が身につく
メディカルラボでは、「志望校に合わせた対策」と「本番までの限られた時間を有効に使う」ことを重視し、授業形態は1対1の完全個別指導を採用しています。
個別カリキュラムを作成するのは他の医学部予備校と同様ですが、個別ブースで科目別に講師が1対1で指導する点はメディカルラボ特有のシステムです。
授業は「3段階150分授業」。
最初の50分は解法をわかりやすく解説し、次の50分は演習問題、最後の50分で解けなかった問題を講師が解説するという流れになっています。
この完全個別指導によって生徒は集中力とモチベーションを保つことができ、受験本番まで確実に実力が身についていきます。
大手予備校一覧
学校名 | 駿台 札幌校 (札幌市北区) |
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特徴・評判 | プロ講師陣の「徹底的に理解させる」授業で、国公立系の難関医学部に合格者数1位を誇る |
学校名 | 河合塾 札幌校 (札幌市北区) |
特徴・評判 | 全国統一模試で知られる河合塾。難関医学部への合格者数は駿台と並んでトップクラス |
学校名 | 四谷学院 札幌校 |
特徴・評判 | ダブル教育で各教科の本質を理解できるから、どんな問題にも対応できる真の学力が身につく |
医学部専門予備校一覧
学校名 | トライ式医学部合格コース(札幌市北区) |
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特徴・評判 | 数多い家庭教師の中から選び抜かれた教師による個人指導。教室でも家庭でも受講可能 |
学校名 | 医系専門予備校メディカルラボ 札幌校 |
特徴・評判 | 「全授業全理解」を目標に、個別担任と質問選任チューターが連携してきめ細かくサポート |
学校名 | 医学部専門予備校メディカルフォレスト 札幌校 |
特徴・評判 | 少人数ゼミ+個人指導+定着トレーニング+映像授業で苦手を克服して1年合格を目指す |
オンライン通信コースなら質の高い受験対策も実現可能
これまでオンライン通信コース(オンライン授業・ネット授業)を設けている医学部予備校はそれほど多くなかったのですが、新型コロナ対策で緊急事態宣言が出されたことで、ほとんどの医学部予備校がオンライン授業を取り入れるようになりました。
オンライン通信コースには、授業の録画を配信するオンデマンド型と、授業をリアルタイムで配信する双方向型(ライブ型授業)があります。
オンデマンド型はいつでもどこでも視聴できるというメリットがありますが、ライブ型にはそれ以外にも多くのメリットがあることから、医学部予備校の大半はライブ型を採用しています。
オンライン通信コースのメリット(ライブ型授業)
場所を選ばない
インターネットに接続したパソコンやタブレット端末があれば、自宅はもちろん、自宅外でも医学部予備校の授業を受けられます。
費用がかからない
医学部予備校に通うための時間と交通費が不要です。
通学が難しい遠方の場合は寮費なども必要になりますが、そうした経済的負担もありません。
一流講師の指導を受けられる
オンライン授業を担当するのは、その医学部予備校の中でも難関医学部への合格実積が豊富で指導力に優れたなトップレベルの講師ばかりです。
コミュニケーションが取れる
ライブ授業ではテレビ通話システム(zoomやスカイプなど)を使用するため、講師から問いかけたり、生徒から質問したりすることが可能。
受験に関する相談やメンタルヘルスケアなど、通学制と同様のサポートを受けることもできます。
直接コミュ二ケーションを取れる点が映像授業にはない特長といえるでしょう。
全国の仲間(ライバル)と共に戦える
ライブ型には1対1のマンツーマン形式と少人数のゼミ形式があります。
ゼミ形式の場合は、一人の生徒の質問に対する講師の答えを他の生徒も一緒に聞くことができます。
また、日本各地の受験生と同じ医学部予備校の授業を受けていることで仲間意識あるいはライバル意識が芽生え、モチベーションを維持するのに役立つという学習効果が得られます。
災害時にも授業を受けられる
不測の災害やアクシデントに見舞われ、外出を制限される事態になったときでも継続して医学部予備校の授業を受けることができます。
受験生本人や保護者の中には、「自宅で受けるオンライン授業は、緊張感がなくて学力向上は望めないのでは?」と心配される方が少なくないようですが、ライブ授業は講師が目の前にいるように見えるので緊張感は医学部予備校の教室授業と変わりません。
これまでオンライン通信コースを実施してきた医学部予備校の合格実績を見ても、教室授業での実績と変わらないレベルの高さを誇っています。
コロナ感染防止対策の長期化が予測され、医学部予備校においてもオンライン通信コースはさらに拡大すると見られています。
これを機に自分に合うオンライン授業を受けられる医学部予備校を探してみましょう。