医学部受験に役立つ!大手予備校の偏差値を比較

2020年9月5日

医学部受験に役立つ!大手予備校の偏差値を比較

医学部大学受験生向けに2021年度版の偏差値ランキングを一覧でまとめて解説しています。

医学部受験の志望校選びの1つの基準が偏差値。

多くの受験生は駿台・河合塾・東進等の大手予備校の全国模試を受けて自分の偏差値と合格判定を参考にしていると思います。

そこで今回は国公立・私立大学医学部の偏差値をランキングで解説。

医学部受験生やその保護者の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

医学部受験に合格するには高度な学力が必要


医学部は最も合格が難しい学部であるため、偏差値は最低でも60以上ないと厳しいと言われています。

特に人気の医学部や名門大学となると、70近くの偏差値が必要となります。

そんな超難関入試を突破するためには偏差値を確認して自分の志望大学を決め、合格に向けてしっかりと対策を行うことが重要です。

ただし、偏差値がクリアできたからと言って医学部に合格できるほど甘くはありません。

大学によっては、出題形式や配点比率が異なってくるので、自分と相性が悪い入試を実施する医学部だと、偏差値に見合った成果が上げられず不合格になることも

したがって、偏差値も重要ですが、下記のポイントに注意して志望校の選択は行いましょう。

得意科目の配点比率が高い医学部を選ぶ

医学部受験の場合、どの大学も科目の配点が均等であるとは限りません。

数学の配点比率が高かったり、英語の配点比率が高かったりと医学部によって異なってきます。

したがって、得意科目の配点比率が高い方がそれだけ点数を取れる可能性が高いため、合格できる確率も高くなります。

逆に、苦手科目の配点比率が低い医学部なら、少々間違えても合否に大きな影響を及ぼさないということです。

国公立大学の場合は二次試験科目に苦手科目はないか

国公立大学医学部の場合は、共通テストが必須であることは全大学で同じですが、二次の学科試験の科目は大学によって異なります。

大学によっては、理科が1科目だったり、英語がなかったり等、私立大学のように必ず数学・英語・理科二科目ではないので、得意科目だけの医学部を受験することで合格できるチャ
ンスは高まります

ただし、この場合はライバルも同じような考えで出願してくるケースも少なくないので、偏差値はクリアしておく必要があります。

過去問の活用で相性を確認するのがおすすめ

受験する医学部を決める場合は、配点比率などの入試概要だけを確認するのではなく、しっかりと過去問もチェックしておきましょう。

自分が苦手な分野から毎年出題されていたり、出題形式が自分と相性が合わなかったりする場合も考えられます。

いっぽう、自分と相性が良ければ偏差値がワンランク上でも得点が取れる医学部もあります

自分の力を最大限に発揮できる医学部が合格に一番近い大学となるので、偏差値だけでなく、配点や入試傾向はしっかりと確認しておくことが重要です。

医学部の偏差値ランキング【2021年】

ここでは、国公立大学および私立大学の医学部医学科を大手三大予備校(駿台・河合塾・東進)で集計し、ランキングで紹介しています。

偏差値ランキングをクリアしてるからと言って必ず合格できるものではありませんが、当該ランキングを一つの目安として活用してみて下さい。

順位
大学名
河合
駿台
東進
平均
1 東京大学 72.5 80 76 76.2
2 京都大学 72.5 78 75 75.2
3 慶應義塾大学 72.5 74 75 73.8
4 大阪大学 70 74 74 72.7
5 東京医科歯科大学 70 72 74 72
6 東京慈恵会
医科大学
70 67 73 70
7 名古屋大学 67.5 70 72 69.8
8 奈良県立医科大学 70 67 72 69.7
8 日本医科大学 70 66 73 69.7
10 九州大学 67.5 70 71 69.5
10 東北大学 67.5 69 72 69.5
10 千葉大学 67.5 69 72 69.5
13 順天堂大学 70 65 73 69.3
14 京都府立医科大学 67.5 68 72 69.2
14 神戸大学 67.5 68 72 69.2
16 広島大学 67.5 68 71 68.8
16 横浜市立大学 67.5 67 72 68.8
18 名古屋市立大学 67.5 66 72 68.5
19 金沢大学 67.5 67 70 68.2
19 長崎大学 67.5 66 71 68.2
19 大阪医科大学 67.5 65 72 68.2
22 筑波大学 65 67 72 68
23 大阪市立大学 67.5 68 68 67.8
23 岐阜大学 67.5 65 71 67.8
23 三重大学 67.5 64 72 67.8
26 自治医科大学 67.5 63 72 67.5
26 昭和大学 67.5 63 72 67.5
28 北海道大学 65 67 70 67.3
28 岡山大学 65 67 70 67.3
30 新潟大学 65 65 71 67
31 関西医科大学 67.5 62 71 66.8
31 近畿大学 67.5 61 72 66.8
31 防衛医科大学校 67.5 66 66.8
34 滋賀医科大学 65 65 70 66.7
34 和歌山県立
医科大学
65 65 70 66.7
36 大分大学 67.5 62 70 66.5
36 産業医科大学 67.5 61 71 66.5
36 東邦大学 67.5 60 72 66.5
39 山口大学 65 65 69 66.3
39 信州大学 65 64 70 66.3
39 浜松医科大学 65 64 70 66.3
39 香川大学 65 63 71 66.3
39 久留米大学 70 57 72 66.3
44 宮崎大学 67.5 62 69 66.2
44 弘前大学 67.5 61 70 66.2
46 札幌医科大学 65 64 69 66
46 富山大学 65 64 69 66
46 群馬大学 65 63 70 66
46 高知大学 65 63 70 66
46 鹿児島大学 65 63 70 66
46 鳥取大学 65 62 71 66
52 熊本大学 62.5 65 70 65.8
52 東京医科大学 67.5 60 70 65.8
54 福島県立医科大学 65 61 71 65.7
54 島根大学 65 61 71 65.7
54 日本大学 65 60 72 65.7
57 愛媛大学 65 62 69 65.3
58 福井大学 65 62 68 65
58 旭川医科大学 65 61 69 65
58 琉球大学 65 61 69 65
58 国際医療福祉大学 65 60 70 65
62 東北医科薬科大学 67.5 56 71 64.8
63 秋田大学 65 61 68 64.7
63 山形大学 65 61 68 64.7
63 佐賀大学 65 61 68 64.7
63 杏林大学 65 59 70 64.7
67 徳島大学 62.5 63 68 64.5
68 愛知医科大学 65 59 69 64.3
68 帝京大学 65 58 70 64.3
68 東海大学 65 58 70 64.3
68 東京女子医科大学 65 58 70 64.3
68 兵庫医科大学 65 58 70 64.3
73 藤田医科大学 65 58 69 64
74 聖マリアンナ
医科大学
65 57 69 63.7
74 岩手医科大学 65 56 70 63.7
74 福岡大学 65 56 70 63.7
77 金沢医科大学 65 56 69 63.3
78 北里大学 62.5 59 68 63.2
79 獨協医科大学 62.5 55 70 62.5
80 埼玉医科大学 62.5 55 68 61.8
80 川崎医科大学 62.5 54 69 61.8

国公立大学と私立大学では入試システムが違う

国公立大学と私立大学の偏差値をまとめてランキングで紹介しましたが、国公立大学と私立大学は入試のシステムが違います。

国公立大学の場合は、共通テスト必須で文系科目の対策が必要なうえ、合格に必要なボーダーラインは9割と言われています。

いっぽう、私立大学医学部は数学・英語・理科2科目の学力試験が一般的。

したがって、私立大学医学部の場合は共通テスト対策が不要なうえ、科目を絞って対策できることから国公立大学医学部のほうが偏差値以上に難易度が高いと言われています

つまり、ランキングのように慶應義塾大学のほうが大阪大学よりも偏差値が高いですが、必ずしも難易度が高いとは言えないのです。

学費の安い私立大学は偏差値が高い

上記の医学部偏差値ランキングを見ても分かるように、学費が安い国公立大学医学部はやはり偏差値が高いです。

また、私立大学の中でも学費が2000万円台など割安な場合は、国公立大学と同様に偏差値が高いことが分かります。

学費や安い医学部だと出願できる受験者の層が増えているため、一気に競争倍率が高くなり、偏差値も上昇してしまうのがポイントです。

高額な学費の私立大学医学部は穴場

いっぽう、学費が非常に高い私立大学の場合は、受験生も敬遠する人が多いので、偏差値はそこまで高くはなく逆に穴場になることも。

もちろん、私立大学医学部は裕福な層が多く受験してくるため、金銭的な問題がないケースが多いですが、学費が安い医学部と比較すれば偏差値は下がります。

事実、偏差値ランキングで最下位の川崎医科大学は医学部の中で最も学費が高額な大学として有名です。

格付け(ヒエラルキー)の高い国公立は偏差値が高い

医学部医学科には大学として設立した歴史が古いほど格付け(ヒエラルキー)が高く、業界での権威が高い傾向にあります。
最近はマッチング制度の導入や医局制度の希薄化がすすんだことで、影響も低下しつつありますが、国公立大学医学部入試においては偏差値ランキングに影響してくることもあります。
それでは偏差値に影響が出やすい国公立大学医学部を格付けするとこんな感じです。

医学部格付け一覧

旧帝国
大学
北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学
旧制医科
大学
千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学、
京都府立医科大学
旧制医学
専門学校
弘前大学、群馬大学、東京医科歯科大学、信州大学、岐阜大学、三重大学、
神戸大学、鳥取大学、広島大学、山口大学、徳島大学、鹿児島大学、
札幌医科大学、福島県立医科大学、横浜市立大学、名古屋市立大学、
大阪市立大学、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学
新設医科
大学
旭川医科大学、秋田大学、山形大学、筑波大学、富山大学、福井大学、山梨大学、
浜松医科大学、滋賀医科大学、島根大学、香川大学、愛媛大学、高知大学、
佐賀大学、大分大学、宮崎大学、琉球大学

上記のように旧帝国大学をルーツに持つ医学部は一番序列が上で、新設医科大学に該当する医学部が一番下となります。

都市部の医学部は交通の便や立地などの影響もあり、格付けに関係なく偏差値は高いですが、地方の国公立大学医学部の場合は序列が上の医学部ほど偏差値は高くなりがちです。

地方国立大学医学部はおすすめ

学費が安い国公立大学医学部を希望する受験生は、都市部よりも地方にある医学部のほうが難易度は下がります。

やはり地方は田舎でキャンパスライフも都市部に比べると物足りなく感じる人が多いです。

特に地方でも新設医科大学は格付け(ヒエラルキー)も下があるため、序列が上のほうが受験生には人気。

そんな理由もあってか、全国的にも偏差値は低めなので、絶対医学部に合格したい受験生にとってはおすすめ。

遊ぶ誘惑が少ないということは勉強に集中できるとも捉えることができ、しかも地方なら生活費も安く抑えられるメリットがあります。

2021年度入試の穴場は東京女子医科大学?


2021年度の医学部入試で穴場となり得る大学は東京女子医科大学でしょう。

上記の偏差値ランキングでは偏差値64.3と68位ですが、2021年度入学から学費を大幅に値上げすることを発表。

学費は一気に1000万円以上の値上げとなり、6年総額は4600万円を超えてきて学費だけでは川崎医科大学を抜いて私立最高額になります

したがって、昭和大学も2020年に学費を500万円値上げて入試倍率が下がったように、東京女子医科大学も高額な学費で敬遠する受験生が出てくることが予想されます。

以上のことから、偏差値でみるよりも2021年度の東京女子医科大学は穴場となり得るかもしれません。

短期間で得点力・偏差値アップを実現するなら専門予備校がおすすめ

医学部合格に必要な高度な学力を効率良く身につけるなら医学部予備校がおすすめです。

医学部予備校は少人数で徹底した学習管理を行っているため、嫌でも圧倒的な勉強量を確保できます

また、医学部入試に精通した講師陣との距離が近く、丁寧に指導してくれるので知識の定着および苦手科目の克服へとつながります。

大手のように選抜クラスに在籍できる偏差値がなくても、医学部予備校なら誰でも専門的な対策を行うことが可能です。

なお、医学部予備校と言えば私立に強いイメージがありますが、国公立大学向けのコースを設置して多くの合格者を輩出しているところも多いです。

医学部を目指す受験生は、偏差値40からの逆転合格も夢ではない医学部予備校を候補に入れてみると良いでしょう。

まとめ

今回は、医学部の偏差値をランキング形式で紹介してきました。

偏差値だけで合格する保証はありませんが、自分の立ち位置を把握し、志望校選びの参考としては有効に活用できます。

また、医学部入試は大学ごとに出題形式が異なってくるので、偏差値だけではなく試験科目や配点比率なども考慮して自分の力が最大限発揮できる大学を受験することが合格への近道です。

さらに、医学部合格を実現するには効率よく専門的な対策ができる医学部予備校に通うのが一番の近道。

ぜひ、今回の偏差値ランキングに関する記事を参考に志望校選びにお役立て下さい。

 
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