医学部の推薦入学制度
医学部では、推薦入試制度を採用している大学がたくさんあります。
推薦入試には、評定平均の条件をクリアしていれば全国どの高校からでも出願できる公募制と、大学が指定した高校のみに出願が許される指定校推薦の二種類があります。
指定校推薦の場合は高校を通じて募集要項が発表されるので、まずは自分の学校が指定校推薦に該当しているか確認が必要です。
推薦入試は、指定校推薦をはじめ選りすぐりの優秀な受験生が集まるので厳しい入試ではありますが、一般入試に比べると競争倍率が低いので積極的に受験することをおすすめします。
既卒生でも応募可能
推薦入試は、現役生のみが応募できると思っている受験生が見受けられるが、既卒生でも応募可能な推薦入試はあります。
ただし、この場合は浪人年数などに制限を設けている大学が多いので事前に確認することが重要です。
推薦入試の合格者をみてみると、現役生徒と浪人生に明確な合否の差はなく、浪人生でも推薦入試に合格している人はいるので、積極的に応募していくことをおすすめします。
さらに、推薦入試の中には地域枠特別推薦を設置している大学もあるので該当地域の学生は魅力的な試験です。
その上、獨協医科大学は指定校推薦と地域枠特別推薦の併願が可能になったので、以前よりも推薦合格のチャンスが増えている学校もあります。
AO入試制度
国立大学医学部をはじめ多くの大学がAO入試制度を採用しています。AO入試とは、主に自己推薦書、論文、面接などから学力だでは分からない様々な角度から受験生を選抜する試験です。
また、国立大学の場合、大学によってはセンター試験の結果が追加で必要となる場合があります。
AO入試の特徴は一般枠と地域枠が設けられており、地域枠の受験生は卒業後に県内などの大学指定する医療機関にある一定期間勤務することを条件にしている大学があります。
AO入試対策としては、大学のアドミッション・ポリシーを理解した上で、大学の求める人物像に合うような志や考え方を用意しておくことが必要です。オープンキャンパスや入試説明会に積極的に参加して大学の特徴をつかみましょう。