医学部を志望する受験生にとって最も重要なのは予備校選び。
大手予備校や医学部予備校、さらには個別指導塾など、たくさんの塾や予備校があり、悩みますよね。
最近では、オンラインに特化した指導方法を用いたり、さらに、オンラインのコースを用意している予備校も多くあります。
今回の記事では、そんな、オンラインに特化したコースを設置している予備校について、メリットやおすすめなどを紹介します。
ぜひ、予備校選びの参考にしてください。
オンライン授業の医学部予備校の仕組み
初めに、医学部予備校におけるオンライン通信こーずについての説明をしましょう。
オンライン授業というと簡単ですが、大学受験でオンライン授業を展開しているとはどのようなことなのでしょうか。
指導方法は医学部専門予備校によって様々
オンライン授業といっても、本来ある対面授業をオンラインでも受講可能にしているのみであったり、または、別のオンライン専用コースを用意している医学部予備校もあったりと様々です。
前者のような予備校は、医学部予備校に限らず、今のコロナ禍では大手予備校なども利用している方法ですね。
後者のような、オンライン通信コースが個別に用意してある予備校の中にも、集団授業でもオンライン授業を行っているだとか、個別指導をすべてオンラインでzoomなどを用いていたり、その間で一部を集団のオンライン授業、そして一部を個別のオンライン授業などといった授業展開をしている医学部予備校もあります。
対面コースとの大きな違い・特徴
今回の記事では主に、全面オンライン通信コースを設置している医学部専門予備校について紹介するのですが、そのような医学部予備校と、他の対面コースを設置している一般的な医学部予備校では何が違うのでしょうか。
講師とはマンツーマンであることが多い
授業の方法としては、集団の授業に参加できないからこそ、個別指導でかつ、一人一人に合ったオリジナルカリキュラムを組んでくれる医学部予備校もあります。
志望大学に合った対策を個別に組んでもらい、最短経路で医学部合格を目指せます。
勉強をしていて質問や疑問点などがでてきても、週に1回やそれ以上のマンツーマンの際に質問することが可能なのがポイントです。
周りに受験生がいない
講師とはマンツーマンで受講できる反面、他の受験生・生徒とは関わる機会がほとんどありません。
自習室などの利用もできないことが多く、医学部合格を目指す仲間が欲しいといった受験生には不向きかもしれません。
しかし逆に言えば、浪人期間できるだけ人と関わりたくないといった受験生や、同じ医学部受験生を見ていると焦ってしまい勉強に集中できなくなってしまうような人達にはとてもおすすめです。
とにかく余計な時間がない
予備校通う通学時間であったり、他の学生が質問しているのを待つ時間であったり、そのような不要な時間が一切ありません。
これはとにかく勉強時間を必要とする医学部受験生にとってはとてもよいことではないでしょうか。
例えば学校との両立が大変で、学校に通うだけで精いっぱいな現役生や、とにかく時間が足りないと焦っている浪人生に非常におすすめなわけです。
オンライン授業で医学部合格できるの?メリットは?
自分に合った環境で受験勉強できる
やはり、オンラインで授業を受けることができる最大のメリットは、授業を受ける環境が選べることですよね。
一番落ち着くであろう自分の部屋であったり、カフェや、自分で契約する自習室などを有効に使うこともできます。
さらに言えば、勉強時間を選ぶこともできます。
予備校の授業は、時間割がしっかりと決まっていて、それに合わせて授業に参加するのが一般的ですが、オンライン通信の場合は、それさえも自分の思うがままに選択することができます。
他にも、予備校に通うことで周りの目が気になったり、友達を作らなきゃと言った焦りに悩まされることもありません。
自分に最適な環境で最適な時間に勉強できるのは、ストレスがなくてよいかもしれませんね。
料金が安い
予備校を利用する施設費用などがないため、オンラインの場合は本来の対面で医学部予備校に通う金額よりも安くなります。
医学部予備校は値段設定が高いことが多いので、「医学部予備校に通いたいけれどお金が...」という受験生は、オンライン通信コースを視野に入れると良いかもしれません。
より安い金額で一流講師による同等の授業を受けられるなら、選択する価値がありますよね。
親御様・ご家庭も安心
実は、オンライン授業にはこんなメリットもあります。
予備校に通っている間は、どうしても親御さんは見ていないので、参考にできるのは成績のみ。
出席状況などをお知らせしてくれる医学部予備校もありますが、通っているかと勉強しているかは別。
成績は上がるまで時間を要するものですし、「予備校に毎日朝から晩まで通っているのに成績が上がらない...」と不安になってしまう親御様も少なくないはず。
しかし、オンライン授業ならば、自宅で受講できるので、勉強している様子を毎日見ることができますし、ご家庭で学習内容も把握しやすいです。
もちろんデメリットもある
医学部予備校のオンライン通信コースについてメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあることを忘れてはいけません。
自習室が使えない
自宅で集中できたり、他に自分の勉強がはかどるスペースがある人にとっては関係ないことですが、やはり、一番のデメリットは自習室が使えないことです。
予備校の自習室は基本的に受験勉強に集中できるように設計されており、さらに、周りにいるたくさんの医学部受験生に囲まれて勉強するわけですから、切磋琢磨できる環境です。
そのような自習室が使えないことは、マイナスポイントになってしまう受験生も多くいるのではないでしょうか。
模試や赤本などの利用ができないことも
医学部予備校によっては、対面のコースであれば本来受講可能な模試を受講するのにプラス料金がかかるといったオンラインコースもあります。
さらに、自習室と同じように、本来であれば利用できる様々なサービス、例えば小論文講座や面接講座、赤本や過去問など参考書・問題集の利用ができないこともあります。
通う予定の医学部予備校のオンライン通信コースはどのような利用方法・条件になっているかいまいちど確認してみましょう。
オンライン指導コースを設置している医学部予備校おすすめ
オンライン通信コースを設置している医学部専門予備校について、3つ以下に紹介します。
医学部予備校四谷メディカル
医学部予備校四谷メディカルは、再受験生や多浪生の指導に定評がある医学部予備校です。
感染症のリスクや地方受験生の要望が多かったため、オンライン授業も提供をスタート。
通学生と遜色のない指導とサポートにより、医学部逆転合格が目指せます。
オンラインコースの特徴
四谷メディカルでは、ON-LINE個別指導コースを設置し、小論文の添削・指導など合格に必要な指導を全て網羅しています。
朝テスト・学内テストも通学生と同様に受験し、学んだことの理解・定着度をその都度確認していきながら学習計画に反映させるため、いつでも最適な受験対策が行えます。
スクーリングも自由に参加可能なため、長期休暇等を利用して通学し、ライバルの刺激を受けてモチベーションを向上させることだって可能です。
偏差値30からの医学部逆転合格を実現できる四谷メディカルのオンラインコースはクオリティが高く、候補の1つに入れておくことをおすすめします。
医学部合格実績(2020年度)
順天堂大学、高知大学、大阪医科大学、大阪医科薬科大学、東北医科薬科大学、聖マリアンナ医科大学、埼玉医科大学、川崎医科大学、北里大学、獨協医科大学、東京女子医科大学、東京女子医科大学、東京女子医科大学、杏林大学、順天堂大学、日本大学
料金
On-line個別指導コース | 858万円(税込) |
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学び舎東京
学び舎東京は、医学部・東大・難関校合格を目指した完全個別指導の専門予備校です。
全ての授業が、講師一人につき生徒一人。
生徒ひとりひとりのパーソナルな課題を見つけ、向き合い、合格へと導いてくれます。
オンラインコースの特徴
学び舎東京のオンラインコースの特徴は、質問対応や毎日のチェックテストを、好きなときに、好きな場所で受けられることです。
受講生の学習が停滞することのないよう、学び舎東京では講師による質問対応、単語文法や計算のチェックテスト、実戦形式の学力測定テストなど、自宅でも勉強を効率的に進められる環境を整えています。
さらに、学び舎東京のオンラインコースでは、プランナーによる学習カウンセリングや保護者様とのご面談、志望校に関するご相談など、受験勉強の悩みや不安を解消する場を用意されています。
医学部合格実績(2021年度)
山梨大学、富山大学、琉球大学、昭和大学、東邦大学、聖マリアンナ医科大学、東京医科大学、日本大学、杏林大学、北里大学、帝京大学、東海大学、獨協医科大学、岩手医科大学、金沢医科大学、愛知医科大学 など
料金
中学生 | 10,600円(税込11,660円) |
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高校生 | 12,400円(税込13,640円) |
既卒生 | 13,600円(税込14,960円) |
※授業学費は、1授業110分(55分×2コマ)あたりのものです。
※初期学力や志望校、ご予算等に応じて最適なプランをご提案します。
スタディカルテLab
スタディカルテLabは、大手予備校・医学部予備校で活躍するプロ講師による 医学部・東大・難関大専門オンライン個別指導塾です。
その特徴は、医学部・難関大への豊富な合格実績を誇る、業界第一線のプロ講師のみが在籍していること。
学生アルバイト講師は一切在籍しておらず、確かなノウハウに裏付けられた的確な指導で、着実に学力を伸ばします。
講師との相性補償もあり、合格までずっと同じ講師がマンツーマンで対応してくれます。
指導板書が翌日にスマートフォンで閲覧・印刷可能であり、とにかくオンライン授業の質のレベルの高さがうかがえますね。
独自の学習管理アプリを利用しており、スマホ一つで徹底した医学部合格へのサポートを受けられます。
無料の体験授業もあるので、ぜひ検討してみてください。
医学部合格実績(直近3か年)
大阪大、神戸大、慶應大、順天堂大奈良県立医大、宮崎大、愛媛大、香川大、福島県立医科大、日本医科大、国際医療福祉大、大阪医科大、関西医科大、他多数
料金
基本料金 | 月額5,500円(税込) ※学習コンシェルジュStandard |
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実力完成コース | 7,700円(税込)/1時間 |
受験対策コース | 9,350円(税込)/1時間 |
医学部受験コース | 11,000円(税込)/1時間 |
学習コンシェルジュとは、授業以外の学習時間を全面的にサポートするサービスの総称です。受験プランニング、アプリによる学習サポート、定期面談などが含まれています。
※ 学年/志望校によってコースが決定されます。
※ 毎月の受講時間数を【60分/90分/120分】×【週1回/週2回/週3回】から決定します。
※ 1教科あたり60分×週1回からご受講いただけます。
※ ご家庭のご意向も考慮しながら、体験授業後に推奨プランをご提案します。
※ オプションで、週1回のカウンセリングが受けられる「学習コンシェルジュPremium」がございます。詳細はお問い合わせください。
※ 入塾時に、入塾金:16,500円を申し受けております。
アガルートメディカル
「アガルートメディカル」は、難関国家資格において数多くの合格者を輩出するオンライン講座「アガルートアカデミー」を運営する株式会社アガルートが手掛ける医学部・看護学校受験専門のオンライン予備校です。
アガルートが持つオンライン教育ノウハウを最大限に活用することで、理系最難関学部である医学部・看護学校を最短ルートで突破することができます。
その特徴は、コーチ陣は東京大学、慶應義塾大学、慈恵会医科大学等の難関大学医学部に在籍している現役の医学部生であること。
コーチ自身が厳しい医学部受験を乗り越えた経験者であるからこそ、毎週効果的なアドバイスを受けることができます。
指導の流れとしては、通信・講座を生徒それぞれがオンラインで受講し、週に2回40分ほど、コーチと面談。
さらに、プロ講師とは年4回、模試の成績が出たタイミングなどの節目にプロ講師による定期面談を実施し、志望校選定などの進路指導や学習方法のカウンセリングを受けることが可能です。
さらに、合格特典として、医学部に合格ですることで授業料金が全額返金というのもすごいポイントですね。
医学部合格実績
医学部コースはまだ新しく、情報が得られませんでした。
料金
国公立大本科生コース | 657,800円(税込) |
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国公立大ライトコース | 327,800円(税込) |
私立大本科生コース | 1,042,800円(税込) |
私立大ライトコース | 272,800円(税込) |
※ライトコースには、コーチングで直接指導(現役医学部生コーチ)と定期面談(プロ講師)が含まれていません。
まとめ
ここまで、医学部予備校のオンライン通信コースやオンライン指導について、メリットやデメリット、おすすめの医学部専門予備校も含めご紹介しました。
対面授業でも、オンライン授業でも、医学部に合格できるかは自分次第。
自分にあった環境で、自分に合った医学部予備校・コースを選んでぜひ合格を勝ち取りましょう。
今回の記事を参考にして、その候補の中にぜひ医学部専門予備校のオンラインコースも考慮してくれたら嬉しいです。