東京大学理科三類
東京大学理科三類は、日本で最も難しい医学部で世界レベルの実績と設備を有する大学です。
東京大学医学部は、今から約150年前に設立された、日本で2番目に古い医学校です。創立以来、日本の医学・医療の中心として多くの偉大なる卒業生を輩出しています。
例えば、タールによる発癌により化学癌をは初めて証明した山極勝三郎、内臓の癌をはじめて作った吉田富三、カルシウムによる筋肉収縮を証明した江橋節郎などは「ノーベル医学賞」をもらう十分な実績であると言われています。
医学科の目的は医師養成であり、医師の中でも研究医の育成に力を入れています。基礎医学、社会医学、臨床医学のそれぞれの分野で、新しい発見をし世界に情報発信できることを目指しています。特に基礎医学の分野では世界トップレベルと言われています。
理科三類の受験対策
一般入試概要(平成26年度)
試験実施日 | 【前期日程】 平成26年2月25日・26日 ※前期日程のみ |
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募集人員 | 【前期日程】100名 |
出願期間 | 平成26年1月27日~ 平成26年2月5日 |
試験会場 | 東京大学本郷地区 キャンパス |
合格者 発表日 |
平成26年3月10日 |
各教科の試験概要(平成25年度)
センター試験科目 (配点は900点満点を110点に換算する) |
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国語 | 必須 |
地理歴史・公民 | 世界史B・日本史B・地理B および「倫理・政治・経済」 から1科目選択 |
数学 | 「数Ⅰ・A・Ⅱ・B」 ※簿記や情報で受験する場合は 別途要確認 |
理科 | 物理Ⅰ・化学Ⅰ・生物Ⅰ・地学Ⅰの 4科目から2科目選択 |
英語 | 英語のリスニング成績は 利用しない。 |
センター試験目標得点率 | |
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代ゼミ | 93% |
河合 | 92% |
個別学力試験科目 (配点:計440点) |
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国語 (80点) |
国語総合、国語表現Ⅰ |
数学 (120点) |
数Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・C |
理科 (120点) |
物理ⅠⅡ・化学ⅠⅡ・生物ⅠⅡ・地学ⅠⅡ の4科目から2科目選択 |
英語 (120点) |
英語Ⅰ・Ⅱ、リーディング ※一部聞き取り試験を実施 (約30分) |
目標偏差値 | |
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代ゼミ | 72 |
河合 | 72.5 |
駿台 | 77 |
H25年度実施データ | |
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最高 | 468.9点 |
最低 | 370.3点 |
平均 | 396.0点 |
総評(入試難易度)
東大理科三類を目指してくる受験生は灘高、開成、桜蔭の超エリート校が占めるので難易度は最高クラスになります。
一般入試は、理系にもかかわらず二次の個別学力試験で国語が課されるので文系対策も重要。
また、面接や小論文などがないため純粋な学力勝負となっています。
個別学力試験では440点満点中300点弱は取る必要があります。理科1,2類は230点ほどと言われているので難易度の高さが分かると思います。
英語は良心的な問題が多く得点を稼ぎやすいので90点以上は取りたいところです。
理科科目についても同様で基本をしっかりと定着させ反復練習で得点源にしてください。いっぽう、数学は問題量が多く出題パターンも豊富です。高得点は難しく着実に点数を稼いでいくことが重要です。
東大理科三類の基本情報
キャンパス | ■駒場地区キャンパス (1,2年次) ■本郷地区キャンパス (3,6年次) |
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住所 | 〒113-0033 東京都文京区本郷 7丁目3番1号 |
医学科 公式HP |
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/ |