医学部受験の過去問の使い方
医学部受験の対策の中で過去問を利用することが非常に重要です。出題傾向や出題範囲を把握することだけでなく、入試情報を確認して計画を立てることが合否を大きく左右してくるといっても過言ではないでしょう。
赤本には志望大学の受験対策を行う上での大きなヒントがたくさん隠れています。しっかり有効活用し学習に役立てることが大切です。
また、私立大学や単科大学は、試験作成者があまり変わることなく同じ人が作っていることが多いので、傾向をつかんでおくと似たような問題が出題することがよくあります。
したがって、過去問は何度も繰り返し解いて見慣れるくらいになってください。そうすることで、ある程度どんな問題が問われてくるかの予測が立てられ本番の不安も軽減につながります。
受験科目を知る
まず確認して欲しいのは、赤本の最初の方に記載されている受験情報の入試科目です。
国公立大学であれば、社会科目では倫理や現代社会が受験不可能な大学あるので注意してください。また、2次試験は理科は2科目か3科目必要なのか、または信州大学のように数学だけで良い大学もあるので、どの教科が必要なのか事前にしっかり把握しておきましょう。
私立大学でも帝京大学のように国語を選択できる場合もあるので、できるだけ自分の得意分野が発揮できるよう、志望大学の必要科目の確認は行ってください。
配点割合で学習の優先度を決める
全ての大学に言えるのは、科目の配点を確認することです。
軽視しがちな事項ですが、傾斜配点の大学はたくさんあります。たとえば、英語100点・数学300点・理科200点を受験科目としている場合、どれも均等に学習することが効率が良い学習方法と言えるでしょうか?
ここでは、数学が他の二教科の合計と同じ配点になっているので、数学を優先して学習し高得点を取るほうが合格へのチャンスは高くなります。
入試科目・点数配分を知ることで、学習計画がより効果的に立てられることは上記を見ても一目瞭然です。逆に英語が得意であれば、英語の配点の高い大学を狙うのも得策です。