慶応義塾大学医学部医学科
慶応義塾大学医学部医学科は、旧制医大と私立医大の中でも歴史と伝統が長く、慈恵、日医と合わせて御三家と称されている名門医学科です。
私立大学の中で最も難しく、その難易度は国公立大学医学部にも匹敵しています。
また、私立医学部の中では順天堂の次に学費が安いのが魅力的です。東大理三をはじめとする難関国立大学医学部を受験する人が滑り止めとして受験するので非常に難しい試験となっています。
慶応義塾大学医学部医学科は、1873年に慶應医学所が創立されたのを起源にもち、初代医学部長は北里大学創始者でもある北里柴三郎が務めていたことで有名です。
「基礎・臨床一体型医学・医療の実現」を理念とし、私立医学部の中でも医学研究で数多くの実績を残し国内外の医療に貢献しています。
また、国立大学医学部と同様に4年次修了時に大学院へと進学できるMD・PhDコースを設置しているので研究に専念できる環境も整えています。
医学部医学科の受験対策
平成26年の一般入試概要
試験実施日 | 【第1次試験】平成26年2月21日 【第2次試験】3月3日 |
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募集人員 | 68名 |
出願期間 | 平成26年1月7日~ 平成26年1月23日 |
試験会場 | 日吉キャンパス |
合格者 発表日 |
【第1次】平成26年2月28日 【第2次】3月7日 |
各教科の試験概要(平成25年度)
第1次試験 (配点は500点満点) |
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数学 (150点) |
「数Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・C」 ※数Bは「数列」「ベクトル」、 数Cは「行列とその応用」 「式と曲線」を出題範囲とする |
理科 (200点) |
物理ⅠⅡ・化学ⅠⅡ・生物ⅠⅡのうち 2科目選択 |
英語 (150点) |
英語Ⅰ・英語Ⅱ・ リーディング・ライティング |
第2次試験 | |
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小論文 | 50分間 |
面接 | 受験番号順に実施 |
目標偏差値 | |
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代ゼミ | 72 |
河合 | 72.5 |
駿台 | 73 |
H25年度実施データ | |
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最高 | 非公表 |
最低 | 279点 |
平均 | 非公表 |
総評(入試難易度)
慶應義塾大学医学部医学科は全科目を通じて記述問題が多く出題されているので、東大や医科歯科大などの過去問を利用しつつ過去問をしっかりとやり込んでおく必要があります。
英語は他の理系科目に比べて解きやすい問題となっているのでしっかりと点を稼いでおきたいところです。
数学は難易度が非常に高く時間内に全部解くのは難しいです。しっかりと基礎を固めて様々な応用問題にも対処できるよう国立大理工学部の数学や東大、東工大などの過去問などもやっておくと良いでしょう。過去問や応用問題をしっかりやりこんで計算力を高めておいてください。
理科科目も難易度がとても高く高得点を取るのは非常に困難です。なかでも生物や化学は特に難しく、物理はまだ他の2科目に比べると比較的易しいといわれています。
慶應義塾大学医学部医学科の基本情報
キャンパス | ■日吉キャンパス(1年次) ■信濃町キャンパス (2,6年次) |
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住所 | 〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 |
医学科 公式HP |
http://www.med.keio.ac.jp/ |